ハウステンボス ~ 花の世界大会と光の街 ~

 長崎県佐世保市にある ハウステンボス は日本最大規模の広さを誇る九州随一のアミューズメントスポット。本物を再現した中世ヨーロッパの街並みがどこまでも続き、そこには非日常な世界が展開されています。

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 運河沿いにある建物の風景はヴェネツィアの街並みを、風車のある風景はオランダの郊外の街を連想させ、日本を飛び出してヨーロッパに来ているような気になってきます。

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 園内にある9つのエリアではシーズン毎にアトラクションやイベントが催され人気を集めています。ハロウィーンが近いこの季節はハロウイーン特別イベントが開催され、園内のあちこちにグッズや展示があり、ハロウィーンのイベントを盛り上げています。

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 今回の目的のひとつ『花の世界大会&ガ^デニングショー』が開催されているのはハーバータウン。ゲートを入るとテラスガーデンやコンテナガーデンが並び、その一つ一つに思いがけない発見があり、驚きと感動に興奮してしまいました。

                 ハウステンボス9 

   ハウステンボス10  ハウステンボス11

 そして花の世界大会の会場であるパレスハウステンボスに入ると、世界の名だたるアーティストたちの作品にため息の連続   時の経つのも忘れて見入ってしまいました。

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  ハウステンボス15  ハウステンボス14

 外に出ると夕暮れが近づき、ハウステンボスは光の街に・・・

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 ライトアップされた園内の運河をクルージングすれば、光の中に建物が輝き、噴水が色とりどりに変化する幻想的な光景はおとぎの国に誘われていくように思えてきます。

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 ヨーロッパの街並み、花のある風景、イルミネーション、さまざまなイベント・・・日々の生活を忘れさせてくれる非日常と刺激がいっぱいのハウステンボス。いつかまた花に彩られた頃に訪れてみたいと思わせてくれるアミューズメントスポットでした。


月読神社 ~ 『日本書紀』にも登場する安産発祥の『月延石』を祀る古社 ~

 京都市西京区にある 月読神社 は、『日本書記』にも登場する歴史ある神社。月を司る月読尊を主祭神とする月読神社、文献によれば、顕宗天皇3年(487)阿閉臣事代が勅命により任那(古代に存在した朝鮮半島南部の地域)に赴いた際に、壱岐で月読尊の神託を受けたので、帰京後、山城国歌荒樔田の地(大堰川の河浜)に社を創建されたと伝えられ、斉衝3年(856)に松尾大社の南の現在の地に移り、江戸時代に松尾大社の境外摂社となったといいます。後世、疱瘡の神となり、また神功皇后が応神天皇を生む際にその石で腹を撫でたため安産になったという『月延石』が奉納されていることから『安産守護の神社』と信仰されています。

 酒造の神と崇められる松尾大社から南に歩いていくと、短い石段があり朱塗りの鳥居がそびえています。鳥居をくぐった先には土塀に挟まれて小さな門が開かれています。

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 松尾山を背にした境内は木々が空をおおって薄暗く、静寂の中に社殿が佇み、本殿は檜皮ぶき流造り、拝殿は入母屋造りで建てられています。

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    拝殿                            本殿

 本殿の横には祈願石をのせた『月延石』が祀られ、その脇には三本の幹が途中でくっついた珍しい『むすびの木』がそびえています。

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    月延石                           むすびの木  

 境内にはほかに、水上交通の守護の御船社、学問の神を祀る聖徳太子社が祀られています。

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    御船社                           聖徳太子社

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    穢解(かいわい)の水                  願掛け陰陽石    

 古代京都の神祇信仰や渡来文化を考える上で重要な忌を持つ神社といわれる月読神社ですが、訪れる人は『戌の日』の安産祈願が行われる日以外はあまりないようで・・・歴史からいささか忘れ去られたような神社になっていました。

 

浄住寺 ~ 山寺の趣きが漂う古刹 ~

 京都市内の寺社は観光コースになっていることが多く、古刹の趣を漂わせる寺社は少ないのですが、その中にあって京都市西京区山田開キ町にある 浄住寺 (じょうじゅうじ)は山寺の趣きを漂わせる寺院です。寺伝によれば、810年に嵯峨天皇の勅願により慈覚大師円仁が天台宗の寺として開創、弘長年間(1261~64)に公家・葉室定嗣が奈良西大寺の叡尊を講じて中興して律宗の寺となり大いに栄えたといいます。応仁の乱後ほ衰退し荒廃、その後、1689年、葉室頼孝が黄檗宗の僧・鉄牛禅師(黄檗宗開祖・隠元禅師の弟子)を講じて再建、黄檗宗の寺となり現在に至っているといいます。

 『竹の寺』として知られる 地蔵院 から南に進むと住宅地の中、十字路の角に右地蔵院、左浄住寺と記した石柱がたち、生け垣に沿って狭い道を行くと右手に石の門がたっています。

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 門の先にはやや上り坂になった参道が枝をのばした蒼樹の下、堂宇に向かってのびています。

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 ほどよく荒れた境内はひっそりと静まり返り、ところどころ苔むした石やそよぐ風にカサカサと音を響かせる竹の葉も心地よく、深山幽谷とは言えないまでも山寺の趣きが漂っています・・・頭上に広がる木々は夏には深緑に、秋には紅葉で訪れる人を迎えてくるといいます。木漏れ日に映し出された参道を進み、最後の石段を上りつめると、ギンモクセイの甘い香りに包まれた先に簡素な本堂が建っています。本尊は如意輪観音で京都洛西観音霊場の札所になっています。

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    本堂                            ギンモクセイ

  浄住寺9  浄樹寺10

  浄住寺7  浄住寺8

 白い萩に花がこぼれる境内を散策していると寺務所らしき建物があり、うかがうと今年の秋は庭園や寺宝が特別拝観されるとのうれしい情報を教えてくださいました。晩秋、紅葉に包まれた参道を歩き、古刹の寺宝や庭園を是非一度見てみたいと胸を躍らせながらお寺を後に。そして、浄住寺は私の中で何度も訪れたい寺社のひとつに加わりました。

 

華厳寺(鈴虫寺) ~ ひとつだけ願いを叶えてくれることで知られる鈴虫の響く寺 ~

 京都の西方、松尾界隈には『苔寺』と呼ばれる西芳寺、『竹の寺』と呼ばれる地蔵院、そして『鈴虫寺』と呼ばれる華厳寺など通称寺が多くあります。中でも一年中、『鈴虫』の鳴き声を聞くことのできる 華厳寺 は草鞋を履いた幸福地蔵が願いをひとつだけ叶えてくれることで知られ、女性の参拝者が多く訪れる人気のお寺です。縁起によれば、享保8年(1723)華厳宗の復興を図るために鳳潭上人が創建しましたといいます。開創の鳳潭上人は比叡山延暦寺で修行した学識に秀で、日本で初めて仏教を中心とした世界地図を作った人とも伝えられています。しかしその計画が果たせぬまま没し、慶応4年(1868)慶厳が入山して臨済宗に改宗したといいます。

 苔寺・鈴虫寺行のバスの終点でおり手北に進み、西芳寺川を渡れば、華厳寺への石段が見えてきます。石段を覆いかぶすように枝をのばした参道をあがれば、山門が建っています。

  鈴虫寺1  鈴虫寺2
                                   参拝者で賑わう鈴虫寺

 山門の脇には幸福地蔵菩薩が祀られています。普通、仏像は裸足ですが、この地蔵さまは草鞋を履いておられています。それは願いを叶えるために一軒一軒歩いてきてくださるからとのこと、慈悲深いお地蔵さまに願いを込めて手を合わせ、境内へ。

      鈴虫寺3  草鞋を履いた幸福地蔵

 本堂に入れば響き渡る鈴虫の声に圧倒されますが、その数5000匹には驚かされます。一年中鈴虫が鳴いていることから『鈴虫寺』と呼ばれるようになった華厳寺、それは、秋に鳴く鈴虫の音を聞いて開眼された台厳和尚が鈴虫の音を参拝者の人に聞いてという思いから始まったとのことからといい、その妙音はお茶とお菓子を前に講話に耳を傾けている間も心地よく、心が落ち着いてくるのを感じます。

   鈴虫寺4
     本堂

 鈴虫の音色に癒されて境内に出れば、竹の生い茂る散策路に風が通り抜け、山寺のような風情を見せてくれます。

   鈴虫寺5  

  鈴虫寺6  鈴虫寺7

 心地よい風情を楽しみながら境内を歩けば、木々の途切れた間に京都の街並みが。

   鈴虫寺8

 願いを叶えてくださるお地蔵さま、涼やかな音色を放つ鈴虫、竹の並ぶ庭園、そして眺望・・・鈴虫寺は訪れるたびに幸せな気分になれるような気がします。

飛鳥の里 3 ~ 岡寺 日本最初の厄除霊場 ~

西国三十三カ所第七番札所 岡寺 は日本最初の厄除け霊場として知られる古刹で、天智天皇の皇子・草壁皇子の住まいであった岡宮を下賜された義淵が創建したと伝わっています。開祖の義淵僧正は、東大寺の初代別当・良弁僧正や大仏建立の立役者・行基や玄昉、道鏡等の高僧・名僧を育てた奈良時代の仏教を興隆した先駆者の師として知られています。岡寺の正式名称は 龍蓋寺(りゅうがいじ) で、寺の近くに畑を荒らす龍がいて困っていたところ、義淵の法力によって小池に閉じ込め、大石で蓋をしたという伝説からとられているとのこと。こうした伝説はやがて信仰に発展、さらにそれまでの観音信仰に厄除け信仰が加わり、日本初の厄除け霊場が形成されたといいます。

 多武峰の西麓に位置する岡寺、急な坂道をのぼって行くと朱塗りの仁王門が目に盃ってきます。仁王像が迎えてくれる門をくぐり、キンモクセイの香りが漂う石段を上れば、絵日傘が並べられ秋の陽を浴びて境内に彩りを添えています。

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    仁王門                           秋の陽ざしに映える絵日傘

 山の斜面を背に書院、本坊、開山堂が並び、厄除鐘と呼ばれる鐘楼堂を過ぎると観音霊場らしい落ち着きのある本堂が建っています。

  岡寺5  岡寺6
    鐘楼堂                           開山堂

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    本堂                            龍王願い珠がかけられたモチノキ

 本堂の中央には空海が造ったとされる日本最大最古の塑像の如意輪観音座像が安置されています。高さ5メートル近くもある巨大な仏像はまじかで見るとその迫力に圧倒されます。西国三十三カ所観音霊場の札所となる以前から観音霊場であったといわれる岡寺の観音さまです。

 そして本堂の前には義淵が龍を封じ込めたという『龍蓋池』がありますが、想像していたものよりもかなり小さくで驚きました。

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    龍蓋池                           奥の院石窟

 龍蓋池から樹木の生い茂る道を進むと奥の院石窟があります。この石窟の中には義淵が悪霊を祈願した弥勒菩薩が祀られています。

 岡寺は花の寺としても知られているところで、奥の院から義淵僧正廟所に続く参道は『シャゥナゲの道もみじのトンネル』と呼ばれように紅葉が続き、出番を待っています。

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    義淵僧正廟所                      三重塔 

 三重塔は境内でも高い位置ににあり、眼下には本堂をはじめとする堂宇、そして飛鳥の里を一望することができます。

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     三重塔付近から見た境内

   岡寺15
     飛鳥の里

 ここから眺める飛鳥はたおやかな山々に囲まれ、のどかな田園が広がる里・・・万葉の風がそこはかとなく漂う里は至る所で史跡に出会え、ロマンあふれるところであることを改めて感じ、飛鳥の里にまた来たいという思いが募りました。

 
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