傳法輪寺 ~ 京都で一番大きな阿弥陀様と聞く涅槃図の絵解き説法 ~

 『関通さん』とよばれる 傳法輪寺(てんぽうりんじ) には座像でありながら高さが約7.5㍍という京都で一番大きいといわれる阿弥陀如来像が安置されています。傳法輪寺は江戸中期、専修念佛の法門を世の人々に説き示した関通上人によって創建された浄土宗の寺で、現在の地には昭和3年(1928)に移転したといいます。通常はあまり公開されることのない傳法輪寺ですが、今年は2月10日から4月8日まで特別公開されており、巨大な阿弥陀様と釈迦涅槃図の拝観に訪れてきました。

 仁和寺の東側の土塀に沿ってゆるやかな道を上って行くと右手に『傳法輪寺』と刻まれた石柱があり、参道を少し入ると右手に龍宮造りの門が見えてきます。寺の南門となる門の上は大きな釣鐘が懸けた鐘楼門になっています。

  傳法輪寺1  傳法輪寺2

  傳法輪寺3  傳法輪寺4

 門をくぐると花木や花が植えられたこじんまりとした庭が広がり、その先に本堂が建っています。白砂の庭を前に白壁、白い障子の本堂は眩しく、清浄感をたたえた佇まいで参拝者を迎えてくれています。

   傳法輪寺5

 本堂に入り安置されている阿弥陀如来坐像は想像以上の大きさ この阿弥陀如来坐像は江戸時代の代15代・桜町天皇御追福のために寄進されたもので、五色の光背中央には鏡が飾られているといいます。如来像の前に座り見上げると、仏さまが包むような優しい眼差しで見つめてくださっているようで、思わず『南無阿弥陀仏』が・・・この巨大な阿弥陀如来像、話によれば、現在に地に遷されるとき、当時通っていた市電の高架電線を潜る必要があり、竹竿で電線を持ち上げて通るもどうしても無理な場所があり、電線の切断か、仏像の頭部を切断しして移動するかの決断が迫られたとか。しかし、電線を切断することもなく、また改定することもなく無事に運び込まれたとの逸話があるといいます。

 そして、本堂に掛けられている『涅槃図』は縦5㍍を越し、横5㍍近い大きなもので、宝暦14年(1764)に作られたものといいます。

  傳法輪寺7  傳法輪寺8

 中央に涅槃のお釈迦様、周囲を取り巻く弟子、諸仏、鳥獣に至るまで、この世の全ての者たちが描かている涅槃図。この一枚には様々な物語が隠れているといいます。特別公開では、毎日ご住職がそれぞれの物語をその物語を解説してくださいます。訪れた日は、『』の物語で、一番人気とか。解りやすい言葉で知る涅槃図に全ての物語を知りたくなりました。

 安置されている阿弥陀如来像の裏側には、珍しい裸形阿弥陀如来立像、開基の関通上人像などが祀られています。

  傳法輪寺10  傳法輪寺9

 また、本堂の一角にはさまざまな模様が彫られたの木魚が置かれ、本尊の前にある巨大な木魚とともに魅入ってしまいました。

 『きぬかけの路』沿いにありながら、なかなか拝観することのなかった 傳法輪寺 ご住職の説法に魅せられ、寺庭婦人の御接待に心が温まり、是非また阿弥陀様の眼差しにあいに来たいと思います。

 

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