FC2ブログ

宇治上神社 ~ 世界遺産に登録される日本最古の神社建築 ~

 宇治川を挟んで平等院の対岸に位置する 宇治神社 は藤原頼通が平等院を造営するさい鎮守社としたため、平安貴族たちの崇敬を集めたといいます。社伝によれば、神社のある地は、応神天皇の後継者を巡って、兄の大鷦鷯皇子(のちの仁徳天皇)に皇位を譲るため、宇治川で自ら命を絶ったと伝えられる菟道稚郎子の離宮があった地とされ、皇子没後に神社が創建されたと伝えられています。そして、山側に建つ 宇治上神社 と合わせて『宇治離宮明神』と称されたといいます。

 宇治川に架かる朝霧橋を渡り、境内に上がる石段をのぼると拝殿が建ち、その先に鎌倉時代に造られたといわれる祭神・菟道稚郎子を祀る檜皮葺、三間社流造の本殿が建っています。幼い頃から聡明であったといわれる菟道稚郎子が祀られる神社は学業・受験・合格のご利益があるといわれ、また正しい道へと導く神の使いの『見返り兎』の舞台でもあることから、良縁や正しい道を求めて訪れる人も多いといいます。

  宇治上神社1  宇治上神社2
    宇治川                          朝霧橋

  宇治上神社3  宇治上神社4
                                   宇治神社拝殿

 宇治神社から100㍍ほど進むと世界遺産に登録される 宇治上神社 があります。 

   宇治上神社5

 背後に緑林が迫る境内の、小さな門をくぐると正面に檜皮葺の低い屋根の拝殿が建っています。

   宇治上神社6
     拝殿

 直線的でシンプルな拝殿は、平安時代の寝殿造様式を取り入れた貴人の住宅を思わせます。鎌倉時代に建立されたといわれる拝殿は、中央に板扉、両脇の蔀戸と白壁で構成され、低い床の周囲を欄干でめぐらした建物、その上に広がる縋破風と呼ばれ手法を用いた屋根の美しさは格別です。そして、拝殿奥には平安中期の建立と伝わる日本最古の神社建築の本殿があり、応神天皇、仁徳天皇、菟道稚郎子が祀られています。

   宇治上神社7
    本殿覆屋

 その他境内には春日社、住吉社などの摂社が建っています。本殿と春日社の間には『天降石』と呼ばれる注連縄のかかった巨石があり、石の上にはたくさんの小石が積まれていますが、この石は参拝者がお願い事をするために置いたもので、置いた石が落ちなければ願い事が成就するといわれているようです。

  宇治上神社10  宇治上神社9
    摂社が並ぶ境内                    『天降石』と呼ばれる巨石

 そして境内には『宇治七名水』のひとつ『桐原水』が湧いていますが、室町時代、宇治茶の象徴として作られた水も今はこの桐原水のみになったといいます。

                  宇治上神社8

 世界遺産に登録されながら馴染みの薄い 宇治上神社 ですが、悠久の歴史の中で意築く日本最古の神社建築は美しく、清らかな境内に湧く名水・・・また訪れたいと思います。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ポピーランド

Author:ポピーランド
FC2ブログへようこそ!

アクセスカウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR