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廣峯神社 ~ 牛頭天王の総本社 ~

 姫路市街地の北部、広峰山山頂にある 廣峯神社 は素盞鳴尊とその御子神・五十猛尊を主祭神とする神社。創建は奈良時代の天平5年(733)。この地を訪れた吉備真備が神宅を受け、聖武天皇に奏上して、翌年現在の奥の院、吉備社がある位置に社殿を建立したといいます。その後、平安時代の天禄3年(972)に現在の地に遷され、跡地には真備を祀る吉備社が建てられたとのこと。主祭神の素盞鳴神は古くから、災厄・病気・海陸交通危難を祓う最も強力な神として人々から篤く信仰されてきました。そして日本の神仏習合の神・牛頭天王とは同体とされ、厄病を鎮める『牛頭天王』の起源となる社と伝えられています。貞観年間、京都を中心に大流行した疫病のとき、清和天皇の夢枕にお告げがあり、この神社の御分霊を京都に迎え、祈願すると疫病が鎮まり、それを喜び始まった祇園祭、それによって建てられた 八坂神社 であることはよく知られています。

 山の中腹にある大鳥居をくぐり参道を上って行くと、眼下には姫路城を中心とする町並み、その先には播磨灘が望まれる眺望が広がっています。

  廣峯神社1  廣峯神社2

 随神門が建つ石段の横には姫路市内で一番古いといわれる宝篋印塔が置かれています。

  廣峯神社3  廣峯神社4
    重要文化財の宝篋印塔                随神門

 随神門を入ると拝殿・本殿があり、ともに室町時代中期の建物で、本殿の規模は国内最大級といわれています。

  廣峯神社5  廣峯神社6
                                   拝殿

  廣峯神社7  廣峯神社8
    本殿                            本殿裏側にある『九つの穴』

 本殿の背後には九つの丸い穴が開けられ、暦の一白水星から九紫火星までの九星が記されています。それぞれの穴にはその星の守り神が鎮まっているとされ、自分の生まれ星の穴に賽銭と願う札を投げ入れ、口をあてがって小声で願い事をすれば神さまが聞き届けてくれるといわれています。一足早く、願い事をしてきましたが・・・

 境内には蛭子社、地養者、軍殿八幡社など十社が祀られています。境内の東隅には千年松と呼ばれる霊木の息吹木がそびえています。境内を見下ろす霊木は社殿を遷したときに、邪魔にならないように残されたものとのこと、今も青々と茂るその姿に生命力を感じます。

  廣峯神社9  廣峯神社10
     
 年変わりの節分から立春の二日間にかけておこなわれる『節分・立春厄除大祭』では災いは神社に封じ込め、福は広く一般へ授けるということから『鬼は内、福は外』と声をかけながら豆がまかれるといいます。

 姫路に城下町ができる以前より姫路の町を見守り続けてきた 廣峯神社 眼下の眺望を堪能し、境内を後にしました。


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