華厳寺(鈴虫寺) ~ ひとつだけ願いを叶えてくれることで知られる鈴虫の響く寺 ~

 京都の西方、松尾界隈には『苔寺』と呼ばれる西芳寺、『竹の寺』と呼ばれる地蔵院、そして『鈴虫寺』と呼ばれる華厳寺など通称寺が多くあります。中でも一年中、『鈴虫』の鳴き声を聞くことのできる 華厳寺 は草鞋を履いた幸福地蔵が願いをひとつだけ叶えてくれることで知られ、女性の参拝者が多く訪れる人気のお寺です。縁起によれば、享保8年(1723)華厳宗の復興を図るために鳳潭上人が創建しましたといいます。開創の鳳潭上人は比叡山延暦寺で修行した学識に秀で、日本で初めて仏教を中心とした世界地図を作った人とも伝えられています。しかしその計画が果たせぬまま没し、慶応4年(1868)慶厳が入山して臨済宗に改宗したといいます。

 苔寺・鈴虫寺行のバスの終点でおり手北に進み、西芳寺川を渡れば、華厳寺への石段が見えてきます。石段を覆いかぶすように枝をのばした参道をあがれば、山門が建っています。

  鈴虫寺1  鈴虫寺2
                                   参拝者で賑わう鈴虫寺

 山門の脇には幸福地蔵菩薩が祀られています。普通、仏像は裸足ですが、この地蔵さまは草鞋を履いておられています。それは願いを叶えるために一軒一軒歩いてきてくださるからとのこと、慈悲深いお地蔵さまに願いを込めて手を合わせ、境内へ。

      鈴虫寺3  草鞋を履いた幸福地蔵

 本堂に入れば響き渡る鈴虫の声に圧倒されますが、その数5000匹には驚かされます。一年中鈴虫が鳴いていることから『鈴虫寺』と呼ばれるようになった華厳寺、それは、秋に鳴く鈴虫の音を聞いて開眼された台厳和尚が鈴虫の音を参拝者の人に聞いてという思いから始まったとのことからといい、その妙音はお茶とお菓子を前に講話に耳を傾けている間も心地よく、心が落ち着いてくるのを感じます。

   鈴虫寺4
     本堂

 鈴虫の音色に癒されて境内に出れば、竹の生い茂る散策路に風が通り抜け、山寺のような風情を見せてくれます。

   鈴虫寺5  

  鈴虫寺6  鈴虫寺7

 心地よい風情を楽しみながら境内を歩けば、木々の途切れた間に京都の街並みが。

   鈴虫寺8

 願いを叶えてくださるお地蔵さま、涼やかな音色を放つ鈴虫、竹の並ぶ庭園、そして眺望・・・鈴虫寺は訪れるたびに幸せな気分になれるような気がします。

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