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壇林寺 ~ 嵯峨天皇の皇后橘嘉智子ゆかりの寺 ~

 平安時代初期、嵯峨天皇の皇后橘嘉智子(壇林皇后)は世に類なき麗人として知られ、また仏教への信仰が篤く、嵯峨の地に 檀林寺 という国内最初の禅寺を営んだことから『檀林皇后』と呼ばれています。『檀林』とは仏教寺院における僧侶の養成機関を意味し、橘氏一族の子弟の教育のための学問所を設けたといいます。また、皇后も当時来日した中国僧・義空を師として禅書を学んだといわれています。檀林寺は盛期には塔頭12坊を数えた壮大な寺院と伝えられ、平安初期の仏教と文化の一大中心地でしたが、平安中期に廃絶し、その跡地には天龍寺が建てられたといいます。昭和39年に皇后の遺徳を偲んで、この地に再興されたのが 檀林寺 です。

 嵯峨鳥居本の町並みを南に進むと祇王寺の案内版があり、右手の苔生した築地塀に沿っていくと門が開いています。

  檀林寺1  檀林寺2

 門を入ると清められた参道と木漏れ日に包まれた庭園が広がりその先に法宝閣造りの建物が見えてきます。

   檀林寺7

   檀林寺4
     法宝閣造りの本堂

  檀林寺8  檀林寺5
    天に向かい経文を唱える瑞鳥             石燈籠            


 法宝閣造りの建物は本堂で、屋根の頂上には大きな鳥の置物が立っていますが、これは瑞鳥(めでたいことの起こる前兆とされる鳥)天に向かい経文を唱える勇姿の造形とのこと。近づいて建物を見れば軒下には『法宝閣』の大扁額が掲げられ、内陣の中央には檀林皇后を型どったといわれる准胝如意観世音菩薩、左右に達磨大師、弘法大師の像が安置されています。その右側には仏教美術史上まれに見る傑作といわれる俱利迦羅明王と自然木の火焔が置かれ、隣接する霊宝館にはゆかりの品をはじめ彫刻・工芸・絵画などが展示されています。

  檀林寺6  檀林寺3

 本堂を出て緑豊かな庭園を散策していると、色づき始めた秋海棠を見つけ、そのピンクの花色に少しだけ秋を感じました。

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