籠神社 ~ 古い歴史と格式を有する丹後国一之宮 ~

 日本三景のひとつ『天橋立』の北端に鎮座する 籠神社(このじんじゃ) は丹後国一之宮として名高く、元伊勢など古い伝承を有する格式ある古社で、その昔、天橋立は籠神社の境内であり、参道であったといいます。由緒によれば、創建は神代に遡り、北の奥宮の地・真名井原に豊受大神を祀っており、その宿縁によって崇神天皇の御代に天照大神が大和国笠縫邑から遷って与謝宮(吉佐宮)と称して豊受大神と一緒に祀り、その後、天照大神、豊受大神が伊勢に遷られたことによって 元伊勢 といわれ、両大神が伊勢に遷った後は天孫彦火明命を主祭とし、社名を 籠宮 と改め、元伊勢の社、丹後国一之宮として崇敬を集めてきたといいます。また、元伊勢である籠宮に奉仕する海部家は古い家柄を誇り、平安時代に編まれた『海部氏系図』は現存する最古の系図といわれ、国宝に指定されています。

 天下の名勝・天橋立が参道といわれる 籠神社 参道の松並木の中を北に向かって歩みを進めると、国道挟んだ先に大きな石の鳥居がそびえ、鳥居をくぐるとその先に白木の鳥居がたち、神門が建っています。

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    一の鳥居                         二の鳥居

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     神門

 神門の前では阿吽一対の石造狛犬が参詣者を迎えてくれます。

  籠神社9  籠神社10

 桃山時代の傑作といわれる狛犬は、その昔作者の魂がこもり、天橋立に暴れ出て通行人を驚かせていたので、たまたま仇討に来ていた岩見重太郎が一夜待ち伏せ、狛犬の脚を切ったところ悪戯が治まって社頭に還り、魔除けの狛犬といわれ霊験があらたかに名tっと伝えられているそうです。

 神門を入ると拝殿の前には6月の神事に使われる『茅の輪』が置かれていました。半年間の罪の穢れを祓い、残り半年が無事におくれることを願いながら、作法に従って茅の輪をくぐって身を清め、参拝を。

 籠神社の社殿は伊勢神宮とほぼ同じ唯一神明造りの様式で造られていています。境内には恵美須社、天照大神和魂社、春日社、猿田彦社、真名井稲荷社が祀られ、水琴窟が置かれた御生みの庭や亀に乗った倭宿禰命像が置かれています。

 籠神社の奥宮である 真名井神社 は本宮から徒歩で15分ぐらいの古木が生い茂る静寂に包まれた中に鎮座されています。この地に豊受大神が祀られた理由のひとつに『真名井の水』が湧き出ていたことと伝えられ、鳥居の傍らにある岩からは霊験ある御神水・天の真名井の水が今も涌き出ています。

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   天の真名井の御神水                  鳥居と参道

 鳥居をくぐると静寂な境内に漂う凛とした空気に全身が清められ、身も心も魂をも奪われそうな気持になってきます。本殿に守られるように鎮座する磐座、そこには神代の魂が存在しているように思えてきます。

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    本殿                            磐座

 天橋立にある 天橋立神社籠神社真名井神社 の三社を巡ることは『三社参り』と呼ばれ、この順番に参拝するとお利益がアップするという言い伝えもあるようです。

 天橋立の眺望と由緒ある神社の参拝はパワーを授かった素晴らしい散策でした。

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