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2017 桜紀行 2 ~ 「平野の夜桜」で知られる平野神社からわら天神 ~

 花と言えば『』を指すように、花の代名詞のような『』は春の花の中でも特別の位置を占め、その花の下で行われる『お花見』は春の風物詩となっています。その始まりは農民たちが山桜の開花で稲の吉凶を占った『山見』が源といわれています。日本人に愛され、親しまれている『』、その名所といわれるところは各地にあります。桜の名所に事欠かない京都で、品種が多いことで知られる 平野神社 は3月半ば過ぎから4月下旬までの長い間、異なる桜が咲き継いで多くの人々を楽しませてくれます。平野神社は桓武天皇の平安京遷都に伴い、平城京の田村後宮からこの地に遷祀された古社で、朝廷から崇敬され、源氏・平氏をはじめ諸氏から初神と崇められ、平安中期には伊勢、賀茂、石清水八幡宮、松尾大社に次ぐ名社に数えられたといいます。

 衣笠山の東麓、平野の地に社殿を構える神社、朱塗りの鳥居を覆うように桜が枝を伸ばし参詣者を迎えてくれます。

  平野神社1  平野神社2
                                   神門

 神門を入ると拝殿があり、その奥に『平野造』とよばれる独特な建築形式の本殿があります。これは一間社流造(春日造)の本殿を二殿ずつ結び、正面に向拝を付け、三間社のように見える構造で『比翼春日造』とも呼ばれ、今木皇大神、久度神、古間神、比賣神の四神が祀られています。

  平野神社3  平野神社4
    拝殿                            本殿

 江戸の昔から桜の名所として知られる社域には50種400本あまりの桜が植えられているといいます。

  平野神社5  平野神社6
    華やかな八重紅枝垂れ                 愛らしい胡蝶  

 社域の南側一帯は桜苑になっていて、苑園内は桜の枝をさえぎるほかの大木がなく、桜が天井のように頭上に広がり、それぞれに異なる花を付けた桜にあちこちで感嘆の声が響きます。早咲きの桜の花びらが風に舞い、地面で飛び交う風情にまた感動・・・そして、『夜桜』の名所として知られる社域、薄明りの空色の下にライトアップされた桜が映し出される光景は春の宵にあでやかな彩りで楽しませてくれます。

   平野神社7

  平野神社8  平野神社9

 荘厳な古社の風格が漂う平野神社、花時にみせる華やかな風景は京都に春を訪れを告げてくれる使者に思えます。

 賑わう平野神社から少し北に歩くと わら天神 の鳥居が見えてきます。

  平野神社10  平野神社11

 正式名は 敷地神社 ですが、通称の『わら天神』の呼び名があまりによく知られているため、『敷地神社』といっても『どこのこと』といわれかねないほどです。創祀時期は不詳ですが、社伝では天長5年(828)に淳和天皇が勅使を使わして止雨を祈願したと伝えているそうです。祭神が木花之開姫であることから安産の神として信仰され、この社が授ける安産祈願の護符に節があれば男の子、節がなければ女の子がうまれるという言い伝えから わら天神 と通称名になったといいます。

 西大路通に面してたつ鳥居の横で桜の枝を頭上にのせたような狛犬を見ながら参道を進むと、色鮮やかな桜が目に留まりました。桜を見ながらさらに進むと参道は直角に曲がり、社殿が建っています。拝殿の前には安産祈願と思われる人たちが一心に手を合わす姿が・・・

   平野神社12

 手入れの行き届いた境内とこじんまりとして風格ある拝殿や本殿は清々しくて気持ちの洗われる神社、その境内の片隅でひっそりと咲く桜・・・これも桜・・・と思いながら神社をあとにしました。 

  
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