青岸寺 ~ 佐々木道誉が開基した枯山水の名園 ~

 米原市米原にある 青岸寺 は名勝指定の枯山水庭園 『青岸寺庭園』があることで知られる曹洞宗のお寺。室町初期に当時の近江守護・佐々木道誉が米泉寺として開創したことが始まりといいます。その米泉寺は戦国時代に兵火で焼失、その際に本尊聖観音像のみが難を逃れ小堂に祀られていましたが、江戸時代になって彦根大雲寺の要津守三和尚が再興を期して入山し、その願行に打たれた敦賀の伊東五郎助の寄進で伽藍が建立されたとのこと。しかし、間もなく五郎助が卒したため守三和尚はその功績を伝えんと、おくりなである『青岸宗天』にちなんで寺名を 青岸寺 としたといわれています。

 JR米原駅の東口から住宅街を少し入ると木々に囲まれた中に鳥居がたっています。鳥居の手前を左に進むと木漏れ日の中に山門が姿を現し、その山門を通して本堂が見えてきます。境内には鎮守の社とするすべりの木が本堂を守るかのように植えられています。 鐘楼の脇から庫裏に入り、本堂で本尊観世音菩薩と十一面観音に手を合わせ、庭園へ。

   青岸寺1

   青岸寺2

  青岸寺3  青岸寺4
    本堂にかかげられた扁額               鐘楼 

 このお寺の名を世に知らしめている 『青岸寺庭園』は建物の裏手に広がっています。

   青岸寺5

   青岸寺6
     
 この庭園は観音さまが住まわれる補陀落山の世界を表現したものといい、見どころは石組み、水を現す苔、回遊がの園路、和洋折衷の燈籠、降り井戸形式の蹲踞などがあげられています。その見どころをにしたがって庭園を鑑賞しているとより一層この庭園の素晴らしさを感じさせ、静寂の庭に響く鳥の声はすがすがしく、時折ほほをかすめる風に心が落ち着きます。

   青岸寺7
     庭園の一角にある『六湛盦』と名づけられた書院

  青岸寺8

 ところどころで風に揺れるヤブミョウガの白い花を見ていると、サツキの頃、梅雨時の苔の美しい頃、そして園内が紅葉する頃に訪れてこの庭の風情ある花々に出会ってみたいと・・・機会があればまたその季節に訪ねてみたいと思いながらお寺を後にしました。 
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「青岸渡寺」とは違う?

滋賀の寺社、興味深く拝見しました。近場なので、このブログを参考に尋ねてみようと思います。
ヒマと時間はありあまっていますので
ところで、今度那智「青岸渡寺」に行く予定です。この「青岸寺」と関係があるのですかネ、宗派は違うようですが。

No title

 
 ブログ見て頂き有難うございます。

 青岸渡寺と青岸寺は関係がないのではないでしょうか。

 滋賀県の『青岸寺』はもともとは『米泉寺(べいせんてら)』という寺で、再興した人のおくり名(青岸宗天)から名づけられています。和歌山県の『青岸渡寺』は那智大社の如意輪堂が分離され、寺として復興された時に号したそうです。
 いろいろ調べて見ましたが、結論が出ませんでした。

 
 これからも折々の花を愛でながら寺社巡りをしていきたいと思いますので、宜しくお願いします。
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