金剛寺(八坂庚申堂) ~ くくり猿に願いを込めて ~

 東大路通から八坂通を二年坂に向かって歩いてい行くと八坂の塔が次第に大きく見えてきます。この辺りが八坂の塔を眺めるフォトスポットとして知られている場所。

                 八坂庚申堂1 フォトスポットからの八坂の塔

 八坂庚申堂 の通称で知られる 金剛寺 はその八坂の塔のすぐ西下に位置しています。朱塗りの門と赤い幟がたなびく金剛寺は東京の 浅草寺、大阪の 四天王寺 と並ぶ 日本三庚申堂 のひとつで庚申信仰発祥の地といわれています。寺の由緒によれば、平安時代、浄蔵貴所がすべての人がお参りできるように八坂の地の建立したのがはじまりとのこと。

   八坂庚申堂3  八坂庚申堂2
              庚申堂の碑                         三猿の置かれた山門

 庚申 とは干支の 「『庚』 『申』 の日のことをいい、中国道教によると、人間の体の中には 三尸の虫(三匹の虫)がいて、庚申の夜に体内から抜け出し天帝にその人間の悪行を告げるため、寿命を縮める。そこで庚申の夜は夜通し起きていることで、虫が体内から出ていくことを防ぎ寿命が縮まないように身を慎んだと云います。この庚申信仰は平安時代に日本に伝わり、特に江戸時代は全国で盛行されたようです。

 山門の屋根には三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)の小像が置かれ、山門を入ると色とりどりの くくり猿 をつけたお堂があり、本堂の入口にもくくり猿を付けた衝立が置かれています。

   八坂庚申堂4

           八坂庚申堂5

 猿が手足をくくられているのは、欲のままに行動する猿を動けない姿にすることで欲を我慢することの大切さを人間に教えているとのこと。くくり猿に願いを込めて、欲望をひとつ我慢することで願いが叶うといわれています。

   八坂庚申堂7

 また、この八坂庚申堂にはコンニャクを病人の頭の上に吊るすと病気が治るという『コンニャク祈祷』、下着に祈祷印を受けていると家族に下の世話をかけないですむという『タレコ封じ』という俗信があり、庶民の誰もが参られる寺を建立した浄蔵貴所の願いどおり、今も八坂庚申堂には庶民のせつない信仰が息づいているのです。
 
   八坂庚申堂6
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この辺りが一番京都らしいですね。

初めまして、ボビーランドさん。
自分は、「京の道 今日の道」という道ブログを運営するぴのぴなと申します。

自分も、八坂通の特集を組んだときに金剛寺に来ました。
ここの「くくり猿」は可愛いですね。
自分が取材したときにも、
このお猿さんを買い求められる方がたくさんいらっしゃいました。
そう言えば、この東側にある「文の助茶屋」も
このお猿さんを括り付けていましたね。
ここの甘酒も、おいしいですよね。

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Re: この辺りが一番京都らしいですね。

コメントありがとうございます。
京都らしい風景のエリアは、さすが真夏!!ビックリするくらい人がいませんでした。
近くを通った際はくくり猿に見せられて境内をのぞくのですが、いつみても可愛いですね。

ぴのぴなさん のブログは時々のぞかせていていただいています。
また拝見させていただきます。
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