徳源院(清瀧寺) ~ 京極家の菩提寺 ~

 米原市清滝にある 徳源院 (清瀧寺)は鎌倉時代より近江守護職であった 佐々木京極家 の菩提寺で初代・氏信が建立した天台宗の寺院である。

   徳源院  徳源院・石柱

 閑静な境内に入ると 道誉桜 と呼ばれる見事なエゾヒガン桜が迎えてくれる。

       徳源院・道誉桜

 この桜は「 バサラ大名 」として名をはせた 佐々木道誉(高氏)が植えたといわれる。傍若無人の人物だったといわれる道誉だが、香道、花道、和歌などにも秀でていて、この枝垂れ桜を愛していたという。

 境内には本堂、位牌殿、三重塔が有り、群生している萩が趣きを添える。

   徳源院・本堂 本堂

   徳源院・位牌殿  徳源院・三重塔
     位牌殿                          三重塔

 本堂の裏に京極家歴代の墓所が並ぶ。これは江戸時代初め、京極家第22代高豊公が歴代の菩提寺から墓石を集めて墓所上段に祀り直したといい、その祖先の供養をするために三重塔を建立したという。

   徳源院・墓石

                徳源院・墓石2

 中山道の宿場・柏原宿にある徳源院は京極家の栄枯盛衰の面影を残し、春は桜、秋の萩、晩秋の紅葉と四季折々の風情が楽しむことができます。

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石山寺 ~ 紫式部ゆかりの寺の中秋の名月 ~

 大津市石山は 近江八景 の一つ「 石山の秋月 」で知られる地、そして 石山寺 は紫式部が「 源氏物語 」の構想を練ったことで名高い。聖武天皇の勅願により良弁僧正が開いたとされ、多くの文学作品に登場している古刹である。天然記念物の巨大な硅灰石の上に立つ本堂や多宝塔、運慶・湛慶作の仁王像が安置された東大門などの堂宇が並んでいる。日本でも有数の観音霊場で西国三十三カ所の第13番札所、また花の寺としても知られ四季折々の花を楽しむ人でにぎわっている。

   石山寺10 東大門

 石山寺では中秋の名月に 秋月祭 が開催され、二千個の灯火で境内は幻想的で幽玄な世界に包まれる。

     参道に並べられた灯篭 石山寺

   石山寺9 毘沙門堂前の境内

 石山寺2  石山寺7
      闇に浮かぶ大湯屋                  ライトアップされた心教堂


 源頼朝が寄進というわが国最古の均斉美をもった多宝塔も闇の中に幻想的に浮かぶ・・・

 石山寺3  石山寺5

 本堂には紫式部が「源氏物語」の構想を練った「 源氏の間 」がある。

   石山寺4

 中秋の名月が蓮如堂の上にあがりると「源氏の間」からは満月が・・・

       石山寺8

 高台に立つ月見亭からは澄みきった空に輝く月が暗闇をスポットライトのように映し出す 

   石山寺6

 美しい景色を眺めるために建立されたという月見亭は後白河天皇の行幸以来、歴代天皇の玉座となっているとのこと。ここで眺める中秋の名月はいつもとは違っているように感じられたのは気のせいなのか・・・

 季節の花を見には何度も訪れる石山寺だが、境内の電灯、ろうそくに浮かび上がる堂宇、月見亭から眺める中秋の名月、本堂に響くイベントの音のどれもに感激、素晴らしい中秋の名月をありがとう 

神照寺 ~ 萩の寺 ~

 長浜市新庄寺にある 神照寺(じんしょうじ) は長浜で一番古い歴史を持つ寺。寺の縁起によると宇多天皇の勅命で寛平7年(895年)本覚大師により創建され、当初は七堂伽藍、300坊を有するの大寺院だったという。度重なる戦火を受けたが足利、浅井氏が再興、小谷城落城の折信長の兵士により焼失した際は秀吉が再興した。「 萩の寺 」として知られ、境内に群生する1500株の萩花が咲く9月には萩まつりが開催され多くの人が訪れる。また、この寺も 六瓢箪めぐり の霊場のひとつになっている。

  神照寺1

               神照寺4

 萩の寺として知られる神照寺は貴重な文化財が保管された寺でもある。特に鎌倉時代の金工品を代表する 金銀鍍透彫華籠 は、現存する華籠(法会のとき花を盛り本尊に散華の供養に用いる籠のこと)のなかでは日本最高といわれ、ボストン美術館など海外の美術館に幾度も出展されている。他にも平安時代の作といわれる千手観音立像、毘沙門天立像、不動明王立像などを拝観することができる。

 境内につらなる赤い鳥居は 長浜神照稲荷 で京都の伏見稲荷の元本尊ダイキ天をお祀りしている。年に一度行われる稲荷大護摩供は、近隣の町から奉納されたお願い事を書いた護摩木を焚き上げて願いの成就を祈願する行事である。

  神照寺2 

                神照寺3

 初秋の近江の風情を楽しみに萩の寺 神照寺 を一度訪れてみてください。

  花データ 

 ハギ ~  マメ科ハギ屬 落葉低木 花期は7月から10月

 秋の七草のひとつで万葉集でよく詠まれ花。中秋の名月にススキ、月見団子と供に月んに供える風習がある。
 

舎那院 ~ 芙蓉の花が咲く秀吉ゆかりの寺 ~

 長浜市は豊臣秀吉が一国一城の城主として初めて城を築いた町として知られる城下町。この地には秀吉公に縁深い社寺も多くある。 舎那院(しゃないん) もそのひとつで、平安時代に空海が開山したと伝わる由緒ある寺。もともとは 長浜八幡宮 の神宮寺が明治の神仏分離令により子院の舎那院のみが残ったのである。秀吉公の厚い保護を受け、本尊・愛染明王に家族の息災を祈願した懸仏が今も残っているという。境内一面に咲く芙蓉の花が魅力の寺には花の見頃である8月から9月、多くの人がその繊細な美しさを求めて訪れる。また、秀吉公ゆかりの古社寺を巡る 長浜六瓢箪 めぐりの霊場のひとつにもなっていて、無病息災、開運招福、子孫繁栄を願って訪れる人も多い。

 山門を入ると大師堂、鐘楼が左右にある。

   舎那院・山門

 舎那院・大師堂  舎那院・鐘楼
   大師堂                                    鐘楼

 その奥に、護摩堂、本堂、観音堂が建てられている。

 舎那院・護摩堂  舎那院・観音堂
   護摩堂                          観音堂

    舎那院・本堂
      本堂

 深い木立の中を小川が流れ情緒ある境内に懐かしさを感じる。

                舎那院・境内
    
    舎那院・境内2

 初秋の散策にお勧めです 

妙心寺 退蔵院 ~ 花に彩られた禅寺 ~

 京都・花園にある 退蔵院 は臨済宗妙心寺派の大本山 妙心寺 の塔頭の中では屈指の古刹として知られている。室町時代の全盛期である1404年に波多野出雲守重通により建立された。妙心寺の塔頭の中で通年公開されている塔頭のひとつで、山水画の始祖といわれる如拙描いた国宝「 瓢鮎図 」、 狩野元信作庭の枯山水庭園 、昭和の名庭「 余香苑 」を有し、四季折々の自然美を堪能できる禅寺として人気がある。

 妙心寺通りから南総門を入ると放生池がありその奥に朱塗りの三門が続き、退蔵院は三門の左側に位置している。美しくバランスのとれた山門は「薬医門」という形式で江戸中期の建造になる。

    退蔵院

 正面に庫裏があり、木漏れ日の射す石畳の参道を歩き方丈へ。

  退蔵院・庫裏  退蔵院・参道

    退蔵院・方丈

 方丈の前にあるのが「 元信の庭 」と呼ばれる枯山水庭園。

  退蔵院・元信の『庭

 この庭を考案したという 狩野元信 は、室町時代の絵師で狩野派の様式を確立したといわれる。絵画的手法で作庭され、優美豊艶の趣きをもつ風格ある庭園は、背景に椿、松、槇、モッコク等、主として常緑樹を植え一年中変わらない「 不変の美 」を求めた物と考えられている。江戸時代に編纂された「都林泉名勝図絵」にも描かれている名園をまじかで見ることができるとは・・・

 もうひとつの庭「 余香苑 」は昭和の小堀遠州といわれる造園家中根金作が作庭したもので多くの樹木や四季折々の花に彩られた華やかな中に自然美を堪能できる庭園。

 入口を入ると正面に枝垂れ桜、左に「陽の庭」、「右に陰」の庭がある。

  退蔵院・陽の庭  退蔵院・陰の庭
      陽の庭                         陰の庭

 深山幽谷を思わせる庭は随所に工夫が施され、奥行きのある庭園に見えるように構成されているという。

  退蔵院・余香苑2 

    退蔵院・余香苑 四阿 跳珠亭

 木の枝に覆われた水琴窟からは涼やかな音色が響き、わびさびの境地に・・・

            水琴窟 退蔵院・水琴窟

 春は桜に藤、夏は紫陽花や蓮、秋は紅葉、冬は椿と四季折々の花を配した庭園はどの季節に訪れても楽しむことができ、訪れる人を魅了する。庭の中にある茶室ではで抹茶を楽しむこともでき、ひと時幽玄の境地を堪能してみても良いのでは・・・初秋から紅葉までの期間は人も少なくゆっくりと散策ができてお勧めです。

法輪寺(達磨寺) ~ 芙蓉の花に囲まれた達磨~

 上京区下立売通り・天神川畔にある 法輪寺 は通称 達磨寺 として知られる臨済宗の禅寺。三国随一といわれる起き上がり達磨をはじめ心願成就を願って奉納された八千余もの達磨を だるま堂 に祀っていることから 達磨寺 として親しまれている。創建は江戸時代の享保12年という。

 山門を入ると参道にはこの時期、境内を彩る芙蓉の花が咲き始めている。

   法輪寺1

                法輪寺4

     法輪寺3

 境内ではピンク色をした手のひらほどのふっくらした芙蓉の花に彩られた達磨・・・

   法輪寺5

                法輪寺7

 芙蓉は朝咲いて夕方にはしぼむ一日花だが、たくさんの蕾をつけて盛夏から秋にかけて次々に開花してくれる代表的な花のひとつ。残暑に負けず華やかに咲き誇る姿は元気をもらえる気がする。

 そしてだるま堂の正面では赤い大きな達磨が参拝者を迎えてくれる。

   法輪寺2

                法輪寺6

 堂内は大小さまざま色鮮やかな達磨で溢れ、天井にも達磨の絵が描かれかなりのにぎやかさ 
どこかユーモラスな姿、形に思わず心を和ませてくれる達磨たちに是非逢いに行って欲しい。
        
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